アスタキサンチンは甲殻類（カニやエビ）やシャケや真鯛に含まれる色素のうちの一つです。成分的にはカロテノイドの分類され、βカロテンやリコピン、ルテインなどと同じカテゴリーに分類されます。厳密に言うと、カロテノイドにはカロテン類とキサントフィル類に分類され、βカロテンやリコピンはカロテン類に、ルテインやアスタキサンチンはキサントフィル類に分類されますが、専門的な分野になるので割愛します。
このアスタキサンチンに期待される効果は、ズバリ抗酸化力。アスタキサンチンについてはあまり研究データがないため、確実な効果について言及することはできませんが、各企業が進めている臨床試験によると、アスタキサンチンには高い抗酸化力が望めるという結果になっています。
活性酸素が体に良い影響をもたらさないのはご存知の方も多いと思います。活性酸素は一言で言えば【老化物質】です。体を酸化させ（錆つかせ）体の機能を徐々に悪くします。血液が酸化すれば流れが悪くなりますし、肌が酸化すればシミやシワ、たるみの原因にもなります。
呼吸をすれば活性酸素は生み出されるのですが、若い頃は活性酸素の働きを阻害する酵素が盛んに分泌されることで老化を遅れせることができます。しかし、30代前後にこの酵素は減少します。30代を過ぎると急にエイジングが進むというのはこういうわけです。
「アスタキサンチンの高い抗酸化力を上手に利用することでアンチエイジングを効果的に行う。」これが、今後の正しいアンチエイジングのやり方になるかもしれません。
ちなみに、高い抗酸化力があるからと言ってアスタキサンチンのサプリメントの過剰摂取はおすすめできません。アスタキサンチンの副作用については正規データはありません。ただ、アスタキサンチンは自然界に多く存在する成分ですし、昔から食してきた食材に含まれている成分ですので、重度の副作用が出るということはないと思いますが、「過ぎたるは及ばざるが如し」というように、適量というものが大事です。
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